《 新オルガンの奉献(2025.6.8)について 》

 当教会創立25周年記念事業の一環として、1989年12月、礼拝環境向上に資することを目的として、電子オルガン1台(ドイツAhlborn社製DS26 )を導入しました。
 導入後約35年が経過した2024年夏、経年劣化のため、不具合が多発し、メンテナンスを依頼してきた業者からも、交換用のメインCPU基板、音源基板も既に無く、非常に厳しい状況との見解を受け、同機種を導入した教会は既に廃棄しているところが大半であるとの情報提供もありました。
 取り急ぎ、考えられる延命措置をとりましたが、問題点が飛躍的に改善することは期待できず、新たに更新することが最善策となる時期が到来していると判断し、2024年8月度長老会で決議し、電子オルガン更新を前提に、取得先候補、取得機種候補を提案してもらうよう奏楽者の方々に依頼をしました。
 礼拝におけるオルガンの演奏は非常に重要な位置付けにあり、これまで継続してきた礼拝の質に大きく影響するものです。この観点から、奏楽者の方々に見学や試弾等を通して検討・協議を重ねていただいた結果、2025年1月、長老会に対し、取得候補機種等の提案をしてもらいました。
 長老会では、その検討結果を踏まえ、取得実現の可能性、取得候補機種のメンテナンス対応状況の把握等、総合的に勘案し、長老会の責任において、取得候補機種の決定を行い、電子オルガン更新の件を、2025年2月2日の第95回臨時教会総会において提案し、更新することを決定いたしました。
 第95回臨時教会総会決議を受け、パックスアーレン株式会社との間で電子オルガンの購入契約を締結し、2025年5月20日、新しい電子オルガンが納品され、2025年6月8日ペンテコステ礼拝後、奉献式を挙行いたしました。奉献式は教会の頭なる主に向かって与えられた讃美の器としてのオルガンを主のみ心に従って用いますという誓約に近いもので、礼拝に準じて執行するものです。

・発注先:パックスアーレン株式会社(大阪府大阪市中央区)
・製品名:アメリカAllen社製 GX-215a
・仕  様:61鍵2段手鍵盤、34ストップ、ウォールナット仕上げ、サウンドライブラリ9種仕様、LED点灯式ストップ演奏台、内蔵スピーカー付き、100V仕様、32鍵放射状足鍵盤、アコースティック・ポートレイト装備、GeniSysディスプレイ、ベンチ(椅子内収納有)、演奏記録/再生用USBポート、標準鍵盤仕様
・発注金額:488万円(税込)(現行機種の廃棄費用も含む)