長老任職式の式文 |
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式辞(司式者は会衆に向ひて左のごとくいふべし)われらは今この教会において選挙せられたる兄弟・姉妹を長老の職に任ぜんとす。それ長老は牧師を助けて教会の庶務、会計、奉仕等に当り、伝道牧会のわざに参与し、牧師と共に長老会を組織して、会員の入会及び退会、礼拝の整頓、教会の秩序、会員の訓練、伝道の拡張等、いにしへの使徒達の命ぜしごとき教会の奉仕をなすべきものなり。されば教会員たる者はこれらのことを記憶して、この職を尊ばざるべからず。 |
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聖書(左のうちより用ふべし)(コリント前書一二章四〜一一)(テモテ前書三章一〜一三) (使徒行伝六章一〜六) (ロマ書一二章一〜八) |
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誓約
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教会員の誓約(教会員一同起立)
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祈祷(この時、司式者・既に長老として立てられし者、新長老の頭に按手)教会のかしらなるわれらの主イエス・キリストの父なる神よ、主の召したまひししもべを、この教会の長老たらしめたまふことを感謝したてまつる。願はくは今この兄弟・姉妹に聖霊を注ぎ、その信仰においても、徳においても、全会衆を導くに足る力を与へたまはんことを。願はくは死に至るまで主とその教会とに仕へてうむことなく、大牧者たるイエス・キリストの来たりたまふ時、栄光と共に「善かつ忠なるしもべ」との祝福を受くるに至らしめたまはんことを、主イエス・キリストのみ名によりて願ひたてまつる。 アーメン |
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任職の辞なんぢは今、長老の務めに任ぜられたり。なんぢは主キリストの召しを受けてこの務めに聖別せられたる者なれば、今後は、主は必要なる恵みと智恵とを与へたまふべし。なんぢは牧師及び同職の長老と共にこの群れを守り、人を教会に入るるに当りては特に心すべし。もし真理より迷ひいづる者あらば、その誤りを正し、かれらを善導するはなんぢらの任務なり。なんぢ人を待つに常に柔和をもつてし、迷ふ者をば愛と徳とをもって導くべし。主のしもべはみだりに争ふべからず。またたえず私行を慎み、信仰と善行とにおいて会衆の模範たれ。常に聖書を研究し、祈りを怠るべからず。朝夕恵みのみ座に近づくことを忘るるなかれ。牧師のために祈れ。同職の長老のために祈れ。教会とおのれのために祈れ。なんぢの信仰をして行ひなき信仰たらしめず、なんぢの祈祷を空言たらしむるなかれ。すべてのこと主キリストを模範とせよ。願はくはわれらの主イエス・キリストの恵み、なんぢと共にあらんことを。 アーメン |