『ポビーとディンガン』 |
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2004年 イギリス=オーストラリア 監督:ピーター・カッタネオ 出演:クリスチャン・ベイヤース、サファイア・ボイス |
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僕はアシュモル。うちはパパとママと9歳の妹ケリーアンの4人家族で、オパール鉱山のある町に住んでる。ケリーアンにはポビーとディンガンっていう親友がいるんだけど、実は2人は存在しない。妹の空想の友だちなんだ。僕たち家族やお店のおばさんは、妹の空想に付きあってあげてる。だけどある日、ケリーアンの前から2人がいなくなっちゃった。妹は落ちこんで、そのまま病気になった。本当にポビーとディンガンっているのかな? 元気にしてあげたいんだけど……。そうさ! 僕は妹を信じる。僕が2人を探しだそう! ケリーアンは他の人の目には見えない友だちの存在を信じている。アシュモルはその存在を信じていない。それは単なる空想。彼だけじゃない。両親や町の住民だって信じていない。だけど彼女が友だちの姿を見失い、周囲の「信じない」心によって傷つき、病に倒れてしまった時、アシュモルは疑うことを止め、妹の言葉を本気で「信じる」ことにした。 イエスが復活し、弟子たちの前に現れた時、その場にいなかったトマス。仲間の弟子はトマスに主の復活を伝えるが、彼は納得のいく確証が得られないかぎり、絶対信じないと返してしまう。彼の前にイエスが現れ、やっと復活を信じた時、イエスはトマスにこう諭す。「見ないのに信じる人は、幸いである」。 主がお求めになる「信じる」は、相手に自分の身を完全にゆだねきるくらい「信じきる」こと。アシュモルの姿に、私たちはそれを見ることができるだろう。 ラスト。妹の病気が治るようにと願ってアシュモルが起こした行動は、家族や町の人々に小さくも大きな奇跡をもたらした。どんな奇跡かって? それは見てのお楽しみ。 |
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イエスは言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」 | |
ヨハネによる福音書 20章29節 | |
日本キリスト教団出版局『信徒の友』2007年4月号 「ビデオをみる」より転載
この転載については、日本キリスト教団出版局の許可を得ています。 日本キリスト教団出版局 公式サイト : http://www.bp.uccj.or.jp/index2.html |
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